コンサートを見に行く

雪の中、東京厚生年金会舘にピットイン40周年の記念コンサートを見に行く。チケット代同居人に借金したまま。
雪で早く歩けず、入ったらもう渋さ知らズはやっていた。暗くて席の場所が分からず、仕方なく立って見る。渋さは、大人数で派手で、見た目はおもしろいけど場所が広すぎるせいか、ドラム3人いるとは思えないほど音が小さくて、ソロプラスぐちゃぐちゃという感じでなんだかよく分からなかった。向井さんが妖精みたいに踊っていた。
その後何バンドかウトウトと居眠りして、ジョン・ゾーンの時に目が覚める。K1の選手みたいにごついだけあって、ブホッって音がすごい迫力だったなー。曲は全然覚えてない。
それが終わると客がざわざわしはじめて、にわかに会場の客が増えてきた。ONJOがはじまるからだ。ONJOは、前にピットインで見たけど、わたしの頭がよくないのか耳が悪いのか、感想としては「ピー」(なんかよく知らない機械の音)がうるせえなあと思ったんだけど、昨日で考え変わりました。1、2曲目は「ピー」がうるさいだけだったけど、3曲目の静かな曲、カヒミ・カリィの歌がはじまった瞬間の「ピー」の音、それから4人競争みたいに並んでるサックスの面々のソロコーナーが各人ものすごい気合いで、そこからはぐんぐん引き込まれて時間を忘れるほどで、最後は音楽って素晴らしいなあと思って少し泣いてしまった。これを見ただけでも6000円の価値はあったなー。まだ払ってませんけど。それから、ベースの水谷浩章さんってとてもかっこいいな。顔が好みだ。
最後、はじめて見るのでどきどきして期待していた山下洋輔のキャラがこゆすぎてわたしにはとても無理、だった。ピアノを弾く時の腰付きが、本当にワイセツそのもので、あまりの下品さにもう勘弁してくださいと見ているだけで苦しくなった。すごすぎるけど本気でR指定にした方がいいと思った。
中華料理をおいしく食べて帰る。青菜とト−フと牛肉の炒めものうまかった。中華料理って大ハズレがめったにないからすごいなあ。わたしは今までおばあちゃんの家の近所の「大興」の出前でしか当たったことがないです。
ホントは明日の渋谷毅オーケストラと佐藤允彦も見たかったなあ、と思ったけど、22日は残念ながらライブなので見に行きません。