佐渡旅行

誕生日だったので休暇をとって旅行に行く。純粋に、ツアーでも同居人の帰省でもない旅行って何年ぶりだろう。
最初、青森までねぶたを見に行こうという話だったんだけど5日のライブまでに青春18きっぷで帰って来れなそうだったので去年じゃみへんたちがフジロックの帰りに行って楽しそうだったので、佐渡島へ。仕事→円盤2マンライブ→飲んで深夜帰宅→仕事→残業→ムーンライトえちごに乗って新潟へというスケジュールだったので行きの佐渡汽船では記憶を失う程爆睡してしまい、あっという間に佐渡へ。
レンタサイクルを借りて島を回ろうということになって、同居人は金山に行きたいと言う。しかし金山は30キロ近くも先なので無理なんじゃないか?とわたしは思うが、ご飯も食べずに金山までまっしぐらに自転車を飛ばす同居人(こういう時の同居人はマジで瞳孔が開いていると思う)にヒーヒー言いながら電動自転車でついて行く。ほとんど何もない国道沿いを15キロくらい過ぎた所で険しい山道に入り、泣きべそをかいていたら目の前に山小屋みたいな喫茶店があったので入る。それまでがものすごく苦しかったので、ここで飲んだビールは死ぬ程おいしかった。山を下ったら海になっていて、海辺で刺身を食べる。佐渡は夏は魚はあんまり穫れないらしくイカしかないようで、わたしの頼んだ海鮮丼も同居人の頼んだイカイクラ丼もとにかくイカばかり載っていた。日本とは思えないような大自然の中を自転車で飛ばし、金山の近くまで着たけどわたしがもうギブアップだったので、日帰り温泉に行って、帰る。温泉は公営なんだけど、海が見えてジャグジーやサウナもあって最高だった。しかし、昼すぎからどんどん気温が上がり(たぶん40度近く)帰るといっても、港まで3時間はかかる道のりをひたすらもうバッテリーの切れた電動自転車で走っていたので、途中コンビニで休み休みし、ポカリスエットをこまめに飲んでいたものの頭がどんどん痛くなって来て生涯で一番苦しい時間を過ごす。あれは間違いなく熱中症だったと思う。熱冷まシートで身体を冷やしてスポーツドリンクばかり飲みながら帰って来たので(帰りはムーンライトえちごに指定券なしで飛び乗り床で寝て帰って来たのです)深刻な事態にはならなかったけど、同居人は冗談抜きでロッキーみたいに丈夫なので、無理してついていくとタイヘンなことになると実感した旅でした。