ムーンライト信州で金沢へ

ムーンライト信州に乗って金沢へ。ムーンライトシリーズはこれまで長良とえちごに乗ったことがあるけど信州が一番好きだなあ。そうとう年代物の電車に、乗ってる人は山登りに行く年配の人ばかりでうるさくないし、乗り継ぎの関係で途中で降りた信濃大町の駅は天国みたいに涼しかったです。ずっと誰かと二人羽織してるくらい暑苦しい気候で生活するのにすっかり慣れてたのであまりの涼しさと空気のきれいさに真剣に感動してしまいました。そのあと、各駅に乗り換えて湖沿いをずっと走っていく電車に乗ったんだけど、日本じゃなくて、あれはほとんどスイスだと思いました。あの風景が目に焼き付いてしまったよ。今度はゆっくり遊びに行きたいなあ。最初、金沢までバスで行こうかとも言ってたんだけど、すっぱさんのくれたエリントンCDを聞きながら、本を読みながら、夏らしい休みの日を過ごせたので電車で行ってほんとうによかったです。
金沢では21世紀美術館ロン・ミュエックを見てきました。ロン・ミュエックの作る人は前姿より後ろ姿の方がリアルなんだなあと思いました。人間って裸の状態の時は前より後ろの方がぶざまですね。あと、男の人も女の人もリアルにお腹とか背中がプヨっとしてるんだけど、それを見て「太っている人間に対する警告だ」と連れの人に説明してる人がいてびっくりしました。そうは全然思わなかったけど。むしろ、雑誌のヌードモデルみたいじゃない身体をロン・ミュエックは好きだから作ってるんじゃないの?好きじゃないとあんな手間がかかるもの作れないでしょう。