リサイクル

心の中でずっとハズレッシブのリサイクルという曲を鼻歌で歌いながら仕事。さいきんはいつもリサイクルかめだかの学校が心の中で流れている。両方ともすんごい好きな曲。ハズレッシブは今はもうない吉祥寺にあった店「東風」という店で見て以来、用事があったりものすごく遠くて行くのが大変な場所だった時以外、ライブはほとんど見ているので、間違いなく一番見ている客だと思う。
「東風」という店は今思い出してもすごい店で、吉祥寺の駅の裏の「ソープランド」という大きな看板がある近くにあって狭い店内にごちゃごちゃごちゃごちゃ本当に売り物か?と思うようなもの含めてものすごいたくさんのものが置かれていて、めちゃめちゃ狭いスペースで人々はライブをし、クリスマスにライブを見に行ったら喧嘩が起きて殴られて血を出している人がいたり、隣のビルのおっさんがうるさいと怒鳴りまくっていたりと、なんだかすごすぎて怖くて当時大学生だったわたしにとっては恐いイメージばかりでそんなに好きな場所ではなかったが、スズキコージの絵本を知ったのはこの店だったなと思い出し、「ねこのどどいつあいうえお」が会社の献本にあったので、もらってきてみた。

ひさびさに早く帰れたのでリブロに寄る。山積で売っている松田聖子の写真集『赤いスイートピー』の表紙がすごい。表紙だけでお腹いっぱいになった。その後漫画売り場に行くと「岩窟王」が表紙の雑誌を発見。『季刊コミッカーズ』という雑誌。前田監督のインタビューを読んで再度感動する。本当に分かりやすく、おもしろく自分の作品を説明できる人だ。インタビューを読んで感動することなんであまりないんだけどこの人のインタビューはすごい。一生ついていきます、と思った。その雑誌を立ち読みしたのがきっかけで、巌窟王熱が復活し、岩波文庫モンテ・クリスト伯』を全巻購入してしまう。翻訳がすごくいいので読みやすい。ふたたび巌窟王で頭がいっぱいの日々になりそうな予感。

帰ったらマコガーリのアベさんからメール。わたしの写真を壁紙にしてくれているとのこと。他の人だったら嫌だがアベさんだとなぜかすんごい嬉しい。アベさんのことがとても好きなので。それから、大学時代の友人から電話がかかってきて「ホワイトカラー」というだっさい単語をひさびさに聞いてぶっとんだ。思わず耳を疑う。偏見かもしれないけど同じ大学の友達にはこういう、無意識にずれた差別的な単語を平気で言う人が多く、最低な校風だと思う。一人なので缶ビールと西武の地下で買った地鶏の炊き込み御飯おにぎりを食べて夕食終了。
同居人が酔っ払って帰ってきて、「イセエビを食べた」「トロを食べた」だのなんだかんだ自慢した挙句服のまま枕と逆さに寝てしまう。べただけど顔に「肉」とマジックで書いてやろうかと思った。