東良さんに会った

この日記を読んでもらっていたことがきっかけで、「アダルトビデオジェネレーション」の著者東良美季さんに吉祥寺で会う。インターネットで日記をつけているとこんなこともあるのかと驚いた。これからは会ってみたいと思っている人のことは有名無名問わず徹底的に褒めれば会う事ができるかもしれないし、また、滅多にいないがその逆に思っている人のことは徹底的にけなせば会わずにすむのではないかと都合よく考える。御会いした目的は「漫想」の打ち合わせだったのだが、東良さんは職業柄なのか人の話を聴くのが異様に上手く、気付いたら自分のことばかりベラベラベラベラ喋ってしまった。反省。文章のままの優しい感じの、でも独特の雰囲気を持っている方だった。「漫想」がこうやって東良さんとかかわることができたというだけでも、日記を日記帳に書いて机の中に鍵をかけてしまっているよりも(中学生の頃のわたしだ。)インターネットで公開して書いていてよかったと心から思う。東良さん、お忙しい中本当にありがとうございました。
「アダルトビデオジェネレーション」はその日聞いた所によると、出版社倒産によりたった半年しか販売されていなかったとのこと。そう考えるとこの本を新宿図書館で発見したのは本当にラッキーだったといえる。しかし、こんないい本が現在書店で買う事ができないなんて、なんて勿体無い話だろう、どっか文庫化すればいいのに。(ちくま文庫とかいいんじゃないか。この手の本も扱ってる気もするし。)というわけで帰り道歩きながら今後この本をおすすめする運動をあちこちでやることを決意する、とわたしが言い出し、同居人と売り出し作戦を東良さんのあずかり知らぬところで勝手に行う。まーでも、うちらがおすすめしてもたかがしれてるよということになり、そのあとはどんな有名人がすすめたら売れるかというしょうもない会議となってしまった。坪内祐三に献本しようか、とか、真鍋かをりがすすめたらいいんじゃないか、とか。