ライブ

渋谷クラブクアトロにてライブ。イースタンユースの前座として出演したのだ。いままでライブの際緊張などとは無縁でむしろ緊張感のなさがもっぱらの課題なのだが、なぜか無意味に前日から緊張する。「大丈夫だ。むかし全校生徒1000人の前でコント劇をやったじゃないか。コントより全然恥ずかしく無い。」とかよく分からない自己暗示をかけ、ますます緊張する。そして、財布を家に忘れたまま出発。最高にテンパる。
クアトロは楽屋がきちんと二つに分かれていて、ボルビックとオロナミンCは飲み放題。おいしい中華弁当(エビチリ、卵の炒めもの、青菜の炒めもの)付きと夢のような場所だった。こんなことではしゃぐなんて普段の生活が伺い知れるようで大変恥ずかしいが、岡本さんと喋っているうちになんとなく緊張もほぐれてきてリハーサル。音がとてもよかった。
開演時間になると1000人くらいの人が集まり、それを見ただけで頭がクラクラしてきた。普段、ドラムのたけださんをいつもからかっているのに、自分も実はおそろしいほどの山ッ気の持ち主で、このおそろしい数いる客がどう思うのだろうと演奏中もつい考えてしまう。それでもなんとかかんとかライブを終える。終わった後はフルマラソンしたんじゃないかというくらいの疲れたけど楽しかった。まーつまんなかった人もいたと思うけどそれでもいいやと思えるくらいがんばった。
それよりも、本当に、この日は友達に対して感謝の日だった。その日に電話したのにすぐ見にかけつけてくれたもりたさん、かずまくん、子連れで見に来てくれたゆっさん、ヒロ、ビデオとってくれたげんしん、楽屋にいるだけで心強い岡本さん、用事があってビデオ撮れなくてちょっと泣いてた中西さん、わたしより緊張してたしんちゃん、バッジつくってくれたじゃみへん、バーコーナーにいたよっちゃん、酔っぱらってすごい機嫌よくなってたたけよし君、などなど、ほんとどうもありがとう、と思った。
この日はイースタンユースのライブも前見た時よりもさらにすばらしく、わたしは知ってる曲は少ないのだけど、それでもテンションがそうとう上がった。楽しかった。予想だけど「失敗しないかな」とか「客はどう思ってるかな」とかそういうことを彼らは考えてなくて、100パーセント自分達の音楽を伝えたい方向に3人とも気合いが集中しているのだと思う。それって普通だけどなかなかできないので、さすが違うなと感じたし、それは経験の違いからくる差なのだろう。大きな差だ。
終わった後は打ち上げ。二ノ宮さん同じテーブルに座る。かっこいいなと思ってるので緊張と人見知りでほとんど話せなかった。良い一日だった。