ハズレていた

今日も無力無善寺で毎月一回のイベント「ボーナスステージ」にてハズレッシブのライブ。一曲だけ参加するため高円寺に向かう。
高円寺はこの日は阿波踊りの日だったのでものすごい人だった。人を避けるようにして高円寺文庫センターに向かい、待ちに待った「コドモのコドモ」の3巻を買いに行く。大きな本屋さんだとさそうあきらの漫画はあまり置いていなかったり探すの大変なので。待ちきれなくてリハの時間に全部読む。途中何回も泣きそうになる場面があったが、全体的に終わりを急いでいる印象があったのが残念。ここにつまってるエピソードを全部ていねいに書いたらあと一冊分くらいになるんじゃないか。じっさい3巻で終わってしまうと思わなかった。でも、それがさそうあきらの漫画だとも思う。
この「ボーナスステージ」というイベントは毎回、DJじゃみへんさんがトリを飾るイベントだが、今回は一番目に出演。遅刻してきたじゃみへんは調子が悪く、終わった後も飼っていた犬が死んだ、全財産を盗まれた、とかそういうレベルの辛気くさい表情をライブ会場で皆に見せつけまくっていたので、外に連れ出して阿波踊りを見物した。屋台で食べ物なども買って食べる。人が多すぎて、背の低いわたしには踊りは全く見えなかった。
浮島屋でブルーのワンピースも買う。ひさびさの買い物。
今回このイベントのトリはハズレッシブで、この日は本当に、これまで見た中でも(多分わたしハズレッシブをもっとも多く見ているという自信あるけど)3本の指には入る、すばらしいライブだった。あんな十数人ではなく、今元気が無い人やひきこもっている人、鬱の人やそうで無い人にもあと1万人くらいの人に見て欲しいライブだった。この日のコードもめちゃくちゃ、チューニングとは無縁の不穏な音をギターで鳴らしまくりながらそれをねじふせるほどのパワーで歌うしんちゃんとヒロ、そして後ろでどかどかやっているドラムとベースの馬鹿げてるとしか言い様のないものすごいパワーを見たら、ほんと生きる勇気がでるよ。穂高さんがひきこもりの弟がいる友だちを同じ日にやっている自分のライブじゃ無く、ハズレに誘ったらしくて、結局その人は見に来なかったみたいだけど、とても残念だ。見に来ればよかったのに。ほんとにすばらしいライブだった。
じゃみへんはライブに感動して鼻水を垂らしながら号泣し、皆に握手をして帰って行った。
帰りに利光君から漫想の音源を貰った。