円盤でライブ

円盤に穂高さんのライブを客として見に行ったら、最後の曲だけいきなり名前を呼ばれて出る事になった。心構えができてないよ、と思い、とまどいつつもピアノを弾く。とまどいが演奏にも出ていたようにも思ったが、なかなか楽しかった。藤井君が以前一緒にやっていた時よりも、ずっとずっと上手になっていて驚く。注意力散漫なタイプのわたしと違い、ひとつのことをずっとコツコツとやっている人の強さを感じる演奏だった。穂高さんも前よりもますますいいピアノを弾いていたな。人と一緒にやる時よりも、素直さがすごく演奏に出ていたから、彼女はソロでやるのがけっこういいんじゃないかとも思った。
円盤に来るとかならずCDではなく古本を買ってしまう。今日は富岡多恵子「砂時計のように」を300円で買う。最初はおもしろく読んでいたけど、段々胸がムカムカしてきてどんどん気分が悪くなってきて、最後はイヤーな気持ちになった。いつもこの人の小説を読むとこうだが、なぜか読んでしまう。