今さらながら

ちょっと前あまりに評判がよかったのでなんとなく悪い癖で敬遠していた「センセイの鞄」、アオウさんがいいって言うから読んだ。すんごいよかった。ほんと、何回も泣いてしまったよ。電車でも家でも。
なんか、この小説、一般的には、登場人物の二人の関係があまりにも淡々としすぎていて気持ちのやりとりや葛藤みたいなのがないから、全然恋愛小説っぽくないとか、あれは恋愛小説じゃ無い、っていう評価が多いみたいだけど、全然そんなことないじゃないか。っていうかすごいちゃんとした恋愛小説じゃないか。全然淡々としてないよ。わたしの認識としてはかなりまっとうな恋愛小説だったので世間の評価とのギャップを感じだ。皆そんなドラマチックな恋愛をしているのか?恋人が白血病で死んだりでもしないと恋愛小説じゃないのか?へんなの。まあとにかくよかった。