タリーズでひどいものを見る 中西さん来る

日曜ライブの次の日の仕事はいつでも眠い、しんどい、鬱病寸前だ。どうしても時間通りに行く気が起きず、かなり遅い時間の電車に乗ったら「停電で電車が遅れています」というアナウンス。家にいてまったく気付かなかったけど、ラッキーなタイミングに喜ぶ。「電車が遅れて大変でしたよー」とわざとらしく席に座り、遅刻を誤魔化す。しかしもっとツワモノがいた。11時半過ぎ頃「停電大変だったなー」とおっさんの記者がのんびり出社してきたのだ。もうとっくに停電は終わってるって。お前のは単なる遅刻だ、という視線を皆に送られていたが「家の近くの信号が停電して煙が出て大変だった」などとむなしいアピールを繰り返していた。信号が停電しても信号は大変かもしれないが電車通勤のアンタには何の関係もないだろう。
昼時はどの店も混んでいて入る気がしないので、しかも貧乏なのでめったに外食はしないが、盆ですいているだろうからたまには外で食事したいと思って外に出るけどどこも盆休みで閉まっている。仕方なくタリーズコーヒーに入ると、女の人は喫煙席にしかいなくて、禁煙席は10数人のおっさん達が陣取って居酒屋並みの大音量で話していたので入ったことを大後悔する。「女の子なんてねー、時給800円で充分なんですよ。ボーナスなんてやらなくていいんだよ。」とか、「あのバイトのねーちゃんかわいいねー。名前なんて言うんだろう」とか、夏の開放感からかおっさん達のトークは炸裂していた。なぜか外人のおっさんも一人まぎれていて、こいつがお金を意味しているだろう下品なジェスチャーを何度も何度もし、クッキーをコーヒーにつけて音をたててすするなどとにかくマナーが最低で、あまりの惨状に怒りを通り越してあきれる。疲れが倍増する。

夜、中西さんが遊びにくる。多摩カジの個展の準備、順調にすすんでいる様子。ブルーチーズと、アボガドとトマトのサラダでビールを飲み、タイカレー(かぼちゃ、赤ピーマン、なす、しめじ、とり肉入り)を食べて、中西さんが誕生日プレゼントに持ってきてくれたおいしいフルーツケーキを食べて、いろいろ話していたら同居人が帰ってくる。同級生が出ているボクシングの試合を見に行ったが負けてしまったらしい。