see you in a dream

この夏最も楽しみにしていたコンサート、「see you in a dream」(中村八大の曲を大友良英プロデュ−ス、さがゆきが歌うバンド)を森下文化センターまで見に行く。わたしにとっては好きで何回も何回も聞いていたCDを、ライブないしコンサートで見る、というのは実は初めてで、前売り券をそうとう前から買って(これも初めて)ただ見に行くだけなのにものすごい気合いの入れようだったのだ。
6時半の開場には間に合ったけど、もうすでに相当の人がいて、後ろの方の席に座る。お客さんは、いつもより年齢層高め、地元の人もたくさんいるようだった。
ライブは、最初数曲は「公民館だからPAあんまりよくないな」とか「ノコギリの音に比べてキーボード小さくないか?」とか邪念(?)がうずまいて集中ができなかったのだけど、3,4曲めから渋谷毅さんが出てきて、「風よつたえて」のピアノを弾きはじめたら、あまりにも音がきれいですばらしくて、驚きで涙が止まらなくなって(今思い出してもちょっと泣いてしまった)邪念も全部ふきとび、その後他の人の演奏も全部すばらしく見えたのが不思議だった。休憩はさんで後半、「遠くへ行きたい」のピアノでもまた涙、涙であっという間に時間がすぎて、「アンコールは『夢で逢いましょう』だ!」とついつい鬼の首をとったように得意そうに大きな声で言ってしまった自分がとても恥ずかしかったけれども、予想は当たり、最後の曲でもまた泣いてしまって、アルバム全曲(たぶん)演奏してもらって、大、大満足で家に帰ったのだった。