干刈あがたの本のことなど
なんとなくまだ時差ぼけというか調子が出ない感じ。昨日なんか、朝10時に起きて大遅刻だった。2週間仕事しないでライブ見るかライブをするかの生活をしていたので、スッカリ仕事に行くのが嫌になってしまったのです。自転車もパクられたし手帳もどっかになくしてしまった。もう最悪。でも、これが日常だ!
大学時代、図書館で「しずかにわたすこがねのゆびわ」っていうタイトルにビビッときて読み始めたのが干刈あがたの本だった。しかし、「しずかにわたすこがねのゆびわ」も「ゆっくり東京女子マラソン」も、あの時はそれなりにおもしろいなあと思ったけどいまいち心に残らず、一回だけ読んでそれですっかり忘れてしまっていた。しかし昨日高田馬場の古本市でひさびさに名前を見つけて150円で買った「しずかにわたすこがねのゆびわ」を夢中になって1日で読んでしまった。すごくいい本じゃないか。いちいちつまらないことにも深く深く共感して読む。しかし21才のわたしと、27才のわたしは見えてるものが全然違うんだな。これからこうやって、いろいろなものが全く違って見えてくるのかもしれないと思うと年をとるのってすばらしく思う。楽しみだなあ。
- 作者: 干刈あがた,干刈あがたの世界刊行委員会
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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