関西ツアー

月みるでペチャクチャ喋ってたらあっという間に終電、慌てて電車に飛び乗り家に帰って寝て仕事に行って、帰って来たらまだ旅支度してないことに気付く。なんだかよく吟味しないままいろいろと詰め込んでじゃみへんの車で出発。今回の旅は中西ちゃんは来なくて代わりにじゃみへんが鹿児島で出会った絵描きの斉藤君が一緒に行く事に。しかし彼らは日曜日にはライブペインティングの用事があるのでライブは一本も見ないで東京に帰るのであった。
名古屋から一気に三重に行く新しい道路を通ったりして盛り上がっていたらしいけどわたしはほとんど爆睡していて、起きたら日の出前の伊勢神宮であった。朝一番に参拝に行ったのだけど、外は大雨で人気は全く無く、けばけばしい赤の鳥居もなく、実に神秘的な場所であった。遠くからかすかに笛の音も聞こえて来る(もちろんうちの神社と違ってラジカセではなく本物の)。藁葺き屋根の小さな建物に金の飾りがついている神様の住居は昔っぽさも田舎っぽさも全くなくて、宇宙船のようでもあったし未来のようであった。カッコイイ。
その後赤福(わたしはあんこを取り除いてもちだけいつも食べる。赤福のあんは甘すぎてキライ。)を食べて、じゃみへんが最近発見したという地蔵岩へ向かう。地蔵岩とは鈴鹿市のあたりの山にある岩で、信じられないような形の岩らしい。じゃみへんは鹿児島から車で帰ってくる途中に発見して、その岩の虜になってしまいもう見に行くのは3回目。今回ツアーに同行してくれたのもこの岩が見たいからというのもあるのだった。雨の中絶壁をよじのぼって行かなければならないそうなのでライブを控えたわたしは欠席。(そうでなくても山登りは大キライ)同居人、斉藤君、じゃみへんの3人だけが出発し、わたしは巨大ショッピングモールで時間をつぶす。モール内の本屋には座ってコーヒーをタダで飲めるスペースがあったので全く時間をもてあまさなかった。帰って来てみせてもらった岩の写真はまるで中国の風景のようであった。
もう岩を見たので用が済んだじゃみへんと斉藤君に亀山駅で降ろしてもらい、二人は東京へ、わたしらは関西本線で京都へ向かう。亀山駅はタダの田舎の駅と思いきや、駅前のパン屋さんで、メチャクチャおいしいイチジクのフランスパンが売っていた。フカフカでモチモチのパン生地にイチジクがぎっしりはいっていて値段は150円くらい。今回のツアーで食べたものではこれが一番おいしかった。
京都に着いて延々1時間はバスに乗ってDJマンションのうちに泊めてもらう。とても汚いであろうと或る程度覚悟していたが、うちと同じくらいの散らかりっぷりだったので家のようによく眠れた。本当にありがとうございました。同居人とDJマンションは12月のハズレツアーについていろいろと話し合っていた。(12月のハズレ京都ライブのためDJマンションはいろいろと動いてくれている)楽しみではあるけど、ハズレのどハズレっぷりからいろいろと企画に問題点が生じているようなのでちょっと考えさせられた。ちょっと軌道修正しないと。