ヘンリーテニスの企画、文学フリマ

11日に渋谷ネストのヘンリーテニスの企画を見に行ったんだけど、タバタさんとイトケンさんのデュオが一番印象に残りました。まーわたしのようなのが言ってもあんまりアレだけど、最近は若い人でも演奏がすごく上手な人が多いからすごいなあといつも思うのですが、タバタさんの演奏というのは、そういうのとはちょっと違って、楽器の音から歌が聞こえてくるっていうか、とにかく音楽的に豊かで、ただ一生懸命演奏していてとても上手っていう状態のネクストレベルを見るような思いがしました。だから、タバタさんのギター演奏だけはいつ見ても全然飽きないんだろうなあ。
12日は文学フリマに出店しました。我々の最大の誤解は、文学フリマコミケを完全に混同していたことです。大谷さんに指摘されるまで全く気づきませんでした。文学フリマはとにかくまじめなお祭りで、見本の品をじっくり吟味して皆買っていくので、視聴ができないCDとか、国のDVDは全く売れませんでした。当然のことだと思います。でも、大谷さんがHEADZのブースからどんどん人を連れてきてくれたので漫想は15冊も売れました。持つべきものは先輩だなと思いました。大谷さんのブースは人がいっぱいでにぎわっていて、本が売れに売れてたので、ほんとはあのブースの隣で売りたかったな。遊びに来てくれる人と話す以外はずっと店番していたため、鈴木マガジンが出店していたブースくらいしか行けなくて、新たな才能発掘、と意気込んでいったのにあんまりほかの人の雑誌を買えずに終わったのが残念です。前に大谷さんに見せてもらった、駅員さんへの妄想を雑誌にしている女性から最新刊を買いたかったのですが、あの人は出店していなかったのかな。それとも半年ではまだ妄想がたまらなかったんだろうか。わざわざ漫想を買いに来てくれた人もいて、ちょっと感激でした。次も出店したいです。
あと、売上金でATOKを買いました。Macに入ってる「ことえり」が完全にぶっこわれて、東京を「等今日」、ライブを「来部」、メンバーを「面罵」と変換するようになったのでいよいよとうとうクビにしてやったのです。しかし、えらそーな話を書くならば、この日記ではことえりの変な変換を文体に生かすように実は工夫していたので、今後日記の文体が少し変わるかもしれません。