リスナーにはかなわない

常々、自分で企画をやるたびにイヴェンターに比べて自分はなんてラクなんだろう、と思ってたのです。お誘いのメールを送るときだって、「何月何日に○○で対バンした俺はこんなもんじゃないというバンドのマスダです」と書けば、まあ誰だそいつと思われてもホームページとか見てもらえればいいし、いろんなバンドでたくさんの人と対バンしてるからいい組み合わせだってすぐ思いつくし、おまけにそうやって企画したイヴェントには自分も出演できるし(そして、欲張って2ステージ出演しちゃったりして)。
でも、どんなイヴェンターの人も、バンドの人も、とにかく毎日たくさんのバンドを見てるお客さんにはかなわないんだなあ、と23日の糸賀さん企画を見て思い知りました。会場には、糸賀さんがいつも見に行っているバンドのメンバーが、誰が出るなんて知らなくてもかけつけ、組み合わせもなかなか普通のイヴェンターは思いつかないようなすばらしさで、対バンの演奏も皆絶好調で全員すごいライブをしたし、いい雰囲気に満ちていました。さすがお客さんはたくさん見てるから自然といい企画ができるんだろうなあ、なんていいイヴェント思いつくんだろう、ほんと、かなわないなあ。