冬支度

企画が終わって一週間、やっと休みになって、ようやく冬物を押し入れから出してきてアクロンで全部洗って今干しています。この行事かなり好きなんだよね。急に寒くなったのに、企画でいっぱいいっぱいで衣替えできなくて、今週一週間は夏物を重ねて重ねて着て寒さをしのぎ、それでも耐えられないときには適当にGAPやらルミネやらで目についたものを通勤帰りに買ったりしてしのいでいたのです。
冬物を出す度に、こんなに冬服(主にモコモコのセーター)を持ってるんだから今年は一着も買う必要ないよね、と思うんだけど、ついつい、新宿などに行くと紙袋にはまた新しいセーターが入ってて、自分の計画性のなさにやれやれと思います。何が嫌って、どうしてもこれが欲しいと思って買ってるわけではないの。今年はもう惰性で服を買わない。心に誓います。
先週は、下北沢やら三軒茶屋やら、若い人むけのかわいい一点物やら古着やらを売っている小さいお店がいっぱいある地域に何回も出向いたのですが、自分でも驚くほど、そういうお店にある、値段のわりには安っぽいけど、小さくてかわいらしい、わたしだけのものみたいな雑貨や古着に興味がなくなっているのです。なんか、そういう店を見てるとしゃらくせえ!と思ってイライラするのです。すさんでるなあ。年をとって、女の子っぽさがなくなってしまったのか。昔は古着狂いだったし、けっこう高い服や靴も持ってたのに、今では一個の店に服も靴も全部揃ってるのが一番、もっと言えばパソコンの画面上で見て買えるのが一番、とか思って、GAPやらザラやらネット通販で買うL.L.ビーンやらH&Mやらそれから、ひどいときには毎月お届けのフェリシモの通販などで服を買っている自分がちょっと嫌になります。食器だって100円ショップで買いそろえているのだよ。いやだなあ。
でも、村上春樹がおばさんにならないためには装飾品に金をかけないこと、とどこかで書いてたので、老化防止にはこの全身安物コーディネートを続けてもまあいいか、と思ってるのです。