レコーディング(ほぼ)終了

去年の12月にUFOコンピ用に録りはじめた「スタジアム」から開始した俺はこんなもんじゃないのレコーディングが、約1年かけてようやく終了しました。その間わたしは仕事を2回も変え(ダメ人間ですいません)、7年間サックス・ピアノの上ものチームとして一緒にがんばってきたあだちくんはバンドをやめてしまいました。月に約1回ペースで四谷公民館にて録音(それから、家で数え切れないほどオーバーダビング)していたのですが、なにしろ録る人が演奏もするわけなんで、ミキサーとギターとエフェクターとマイク類とわけわかんないさまざまな機器といった、ありえないほどの荷物を同居人が四谷まで電車で運び込むというもう、狂気というか死ぬ気としか思えないような方法でちょっとずつ録ってきたのです。レコーディング用のいろんな機材を詰め込んだゼロポイントの山登り用リュックは、もう背負うことは不可能でカートでゴロゴロ押してたのですが、それでもとんでもなく重いので、わたしが「岩」と呼びはじめて、最後の方は「岩」といえば何かということがまちださんとかにも通じるような、そんな状態でした。あいつは同じ大きさのどんな岩よりも重いと思います。
それだけがんばって、ちっともいいものができなかったらほんと絶望で、バンド解散、一家心中(ウソです)という感じだけど、そうはならず、過去の録音物の中でもダントツに納得いくものが仕上がっております。ウソだと思ったら、極東最前線のコンピに入ってる「遊星からの物体X」を聴いていただければと思ってます。あのクオリティのものがこれでもか、これでもか、と何曲も録れて大量のピチピチの状態なのです。誰も出してくれなければどーせまた自分で出しますが、出してくれるところもこれは一丁さがしてみようかなあというような状態なので、興味ある方はご連絡いただければ幸いです。