出不精のバラッド事件

おとといの夕方過ぎ頃、大槻さんから「明日のライブに飛び入り参加したいけどいいですか?」とのメールが来る。ライブの前日の申し出だからどうしようと思ったけど、イヴェントをもりあげてくれるかなあと思ってついついオーケーしてしまう、仕切り能力の低いわたしだ。「スタート時間のちょっと前に2曲ほどならいいですよ」とメールをし、「ソロで弾き語りですか?」と聴いたら、「三輪二郎とデュオで出ます」という旨のメールがくる。
当日、6時半のオープン時間が近づいてきても、大槻さんと三輪二郎は一向にやってこない。ペンギンハウスのあいちゃんが、心配しはじめる。わたしも不安になって電話すると、バックにはガヤガヤと人の声。絶対飲み屋だ!と思ったわたしはその時点で若干怒りがわいてくる。
オープンから15分、まだ二人は来ない。電話をして「あと5分で来なかったらライブはなしです」と言うと、やっと走ってやってくる。しかもかなちゃんの方が先に。三輪君が必死で謝ってくる。
そんな調子ではじまった、スペシャルシークレットゲスト三輪二郎&大槻さんのライブはデュオって言ってたのになんかよくわからんけど人数増えてるわ、オープニングとは思えない濃さだわ(大槻さんの歌が)、自分のライブが終わったら全員で逃げるようにまた飲み屋に行ってしまうわで、さすが大槻さんとしか言いようがないけど、正直わたしはかなりプンプン怒ってました。しかし、今日になって思い返してみるとなんかおかしくて、もしかすると後で一番思い出すのはあの時の三輪君のものすごーく申し訳なさそうな、青ざめた顔で元気なく歌う顔かなあと思ってしまうのです。三輪君、あの、三輪君にははじめから全然怒ってないんで気にしないでね!