行ってきました

あっという間のような、ものすごく長いような2日間が終了しました。
ヤーチャイカ企画、お客さんいっぱいでしたね。ひさびさに外から見る真黒毛はとにかく大槻さんがかっこよかったです。あのフラフラフラフラしていろんなものにぶつかりながら歌うスタイルはステージ上にいるととにかく普通に迷惑なんですが、お客として見たらすごくよかった。最初、内輪以外のお客さんは少し引き気味だったのだけど、そんなこと気にせず(気づかず?)全力でライブし最後はお客さんを持って行き、コケたらそのまま腕立て伏せしながら歌う大槻さんの姿に、驚異的なしぶとさを感じ、ものすごく励まされました。ヤーチャイカもはじめて見たけどポップでいいバンドでした。オワリカラもかっこよかったし全体的に良いイベントでした。
イベントの後、車に乗ってキャンプに出発。今回、シューさんから夜のドライブに合う3曲を選ぶ、というお題が出てたのだけど、わたしはAmy WinehouseのYou Know I'm No Goodと、JACKSON C FRANKのMILK AND HONEYMy Bloody ValentineのLose My Breathを持って行きました。山か高速でかかると思ってたら、くじ引きの結果、トップバッターだったため、普通に練馬の道でかかったのであまり合わなかったかも。なんといっても高速で聞くカーペンターズのスーパースターは最高でした。カーペンターズの曲の中であの曲が一番好きだなあ。わたし→シューさん→狩生さんと続いたあとの4番手荒川さんの時に奇跡が起こり、前を走る車でここに書いたらマズいかもしれないくらいの犯罪的な光景が繰り広げられました。たぶん書かない方がいい気がするので書きませんが、その時車中にはYMOがかかっていました。音楽が呼んだ奇跡だと考えられます。
車はどんどん山奥に入り、おそろしいカーブをシューさんがスイスイと曲がる中、車中では橋本さんセレクトの「レイテッドX」が流れ、山は実際以上に不吉な様相を呈していたのでした。やっと着いたときには夜中の2時くらいだったので、イベントは完全に佳境を過ぎていて、ほとんどの人はテントで睡眠をとっていて、一部の異常に元気な連中だけが騒いでいるという状態でした。DJブースの音楽が1秒も止まらずBPMがずっと一緒だったのと、真冬並に寒いのに上半身裸の男が二人いたことから、あれは夢なんじゃないかとすら思っています。
それでも芝生に座って、cojo、岩永君のライブを見ていたらどんどん体が芯から冷えてきたので震えながら小屋に戻ると加藤君が「そこらへんにある食べ物、適当に料理して食っていいっすよ」的なことを言ってくれたのでそれを拡大解釈し、武田さんと一緒にあちこちのテーブルから食べ物を盗ってきてピーマンと豚肉の炒め物を作り始めました。わたしが途中でそれを味噌汁に変更すると、武田さんは「味噌汁にピーマンを入れるなんて聞いたこともない。」と文句を言い始め、スケボーしに行ってしまったので、そこらへんで寒そうにしていたよしむらひらく君やファーフランスの畠山君たちを呼んで、隣のテーブルでは普通に豚汁を300円で販売している中、勝手に無料味噌汁サービスをはじめたのでした。いろんな人に味噌汁をふるまっているうちに、年に何度も訪れない「夜元気なモード」になったわたしは、明け方になるとそこらへんで拾った肉や焼きそばを鉄板で焼きはじめ、今度はサーフィカのみんなにふるまっていたので、ライブをする頃にはもうヘトヘトでした。誰の肉か分からなかったけど、外に置きっぱなしで腐りそうだったので、みんなで食べてしまいました。スミマセン。
昨日の朝から準備していたというTOKYOHELLOZの皆は一様にゾンビの様に疲れ果てた表情で、ほんとうに大変そうでしたが、今回のイベント、規模といい、内容といい、訳の分からなさといい、人がなかなか踏み出せないゾーンまでとうとう行ってしまいましたね。加藤君のことを心から尊敬します。ぜひ来年もやってください。