練習

10時にお茶の水で練習なのに、起きたら9時だったので、そのまま服を着て寝ぼけたまま走っていたら、貧血で気を失いそうになった。いかに朝シャワーを浴びて、コーヒーを飲むことが大切なのか良く分かった。
練習は新曲中心。ピアニカ吹きすぎて口が疲れたけど良い曲。
練習の帰り、高田馬場で降りて、ご飯を食べる所を探す。馬場は父親の職場のある場所で、中学の時通っていて落ちこぼれてくびになった塾と、後半3年間さぼりつづけたものの7年も通った大学のある場所で、3歳の時から今まで数限りなく来ているけど、その割にはいい店を知らない。知ってるのは親と行く自分でお金出すにはちょっと高い所か、喫茶店か、元バイト先か、飲み屋ばっかり。今日は発掘しようということになり、父親が安くてうまいと言っていた長崎ちゃんぽんの店に行こうとしたら、隣に「ナガニ」という名前のなんか気になる店があって入る。ビルマ料理の店らしくて、入り口がものすごく狭いけど中は結構広く、客はわたし達しかいない。750円のチキンの煮込みを頼むと、まずオクラとモロヘイヤとにんにくのスープ、キャベツと香草のサラダが出てきて、両方ともすんごくおいしい。その後でてきたレーズンの入った炊き込み御飯にカレー味のチキンの煮込みがかかった料理が出てきて、これもまたおいしい。店の飾り付けもかわいくて、今まで同じ値段で何度大戸屋に無駄金を落としたか・・もっと早く発掘すればよかった、と悔やむほど良い店だった。また行きたい。
夜、オスカー・ニーマイヤーのDVDを見る。曲線でつくられた現実にあるとは思えないような美しい建物、何もない荒地に首都を作るというとんでもない計画、軍事政権下の弾圧で殺される人たちなど印象に残る映像ばかり。しかし、付録についている現在のブラジリアの映像がどう考えても高速道路から撮っているとしか思えないほど車の音しかしない何の工夫もない退屈な映像で(たぶん本当にそうやって撮っている)急に眠くなって寝た。


オスカー・ニーマイヤー
Niemeyer Oscar Saores Filho / ギャラリー・間
TOTO出版 (1997.4)
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