合宿

ひさびさに日記更新しようと思うが、間が空きすぎてあんまり思い出せない。ここのところ毎年恒例の夏バテと、帰って焼酎(親からもらった「なかなか」という酒)のオレンジジュース割りを飲みながらビデオで映画を一本づつ見てから寝たり、見ながら寝てしまったりというのが個人的に流行っていたので日記書けなかった。
というわけで、18日のことだけど、この日は夏休みだったので、昼は祖母のお見舞いに防衛医大病院に行き、帰りにはこの26年ほとんど個人的な会話などしたことのない叔母さんとお茶を飲む。太っているわたしがさらに20キロほど激太りしたらうり二つになるだろう、といった感じの外見の叔母との間に共通の話題などもちろんないのだけど、人見知りのくせにこういう時には焦って調子のいいデタラメ(今年はちょっとぶらぶらしてるだけで来年からは学校の先生になる、とか。)ばかりペラペラ喋ってしまう性分だ。なぜかいとこの高校生の受験指導についてアドバイスしまくって帰る。
病院のある所沢から国分寺まで行き、今日からはじまる合宿に必要なもの、虫よけとか日焼け止めを買う。それから中央線に乗って、鳩の巣という駅まで。合宿は奥多摩のバンガローで行われるのだ。電車が山奥に進むにつれ、乗っている人が少なくなって、代わりに虫が入り込んでくる。嫌な予感。おもしろそうと思って参加してしまったけど、虫ノイローゼになるほど虫が大嫌いなのだ。
予想通り、バンガローにつくとどっか隙間があるんじゃないかというくらい、大量の虫それも特に苦手な蛾、ハチ、ムカデなどなんでもかんでもいる。でも皆特に気にしている様子もなく、じゃみへんとわたしだけがパニックを起こして逃げる。かわいそうに思ったのかしんちゃんとけんじくんが退治してくれた。その後しんちゃんのファーストキスの話などお決まりの修学旅行の夜のような話題で盛り上がり、ヒロが一方的なプロレスごっこを始め、150パーセント狂っているとしか思えないテンションでいろいろな人に襲いかかり、見ているだけでも皆疲れ果てて寝静まった夜中、虫の予感がして起きると目の前のげんしんの鞄にスズメバチがしがみついていて、目がさめる。
蛍光灯の所にはスズメバチが2、3匹凶悪そうな感じでブンブン音をたてながら飛んでいてその下ではじゃみへんが寝ずにスズメバチの番をしていた。起きている人たちの間でハチが止まった隙に、酒を入れていたコップにハチを入れて外に出す、という退治法があみ出され、部屋のあちこちにハチや蛾入りのコップが乱立するひどい状況となって、このコップをどうやって外に出すんだとモメていたらけんじくんが起きてすぐに始末した上、コップに入っていないハチを息をふきかけただけで外に出してしまった。さすが元自衛隊。頼もしかった。