打ち合わせ

昨日見た「ブラウン・バニー」はものすごくつまらなかったな。ここ最近みた映画のなかでもっともつまらなかった。ヴィンセント・ギャロの横顔ばっかりであいつのプロモーション・ビデオのようだった。クロエ・セヴィニ−の顔はとても好きなんだけど。「衝撃」といわれていたラストも予告編プラス開始20分くらいで予想ついてしまったのがなんだか悲しかった。完成度が大変低い映画だ。
昨日はいろいろな人にメールも書いた。原稿締めきりあとちょっと待ってくださいというメールとか、今回漫想にやっぱり書けません、という人への返信メールとか。この前、ヒロが横須賀でイベントをやった時に、誘ったけど断わられたバンドからのメールが一番心に残った、と言っていたけどわたしもそうだと思った。書けない、ということに対して誠実なメールがくるととても心に残る。そういう気持ちで漫想のことを思ってくれている人のために、良い雑誌をつくりたい、という気持ちになった。
完全に仕事としてこれで食っている、というわけではもちろんないし、だからといって、趣味で友達とわいわい楽しくやっている、というわけでもない、「漫想」に書いてくれませんか、と誘うのはとてもむずかしいことだ。実際、なんとなく原稿ももらえずそのまま連絡とれなくなってしまった人がほんのわずかだけどいる。逆に、これもほんのわずかだけど、友達付き合いしてるのになんで誘ってくれないの、と言われて、キレられてそのまま友達付き合いもフェードアウトしてしまった人もいる。上手く言えないけど、自腹を切ってやってるのだから(数人の心優しい人に寄附してもらいつつだけど)その時誰を誘うかはいいかげんかもしれないけどフィーリングとタイミングでわたしだけで決めてるのでそういう上手くいかないことがある。だから、落ち込むこともあるけど、昨日断わってきた人のメールのような対応をしてもらうとホントに心救われる気持ちだ。どうもありがとう。

今日は朝、調べものの仕事で昭和20、30年代の食文化についてネットで調べたけど検索のしかたが悪いのかさっぱりはかどらず、さっさとやめて、夕方からは阿佐ヶ谷にて中西さんと特集の打ち合わせ。個人ページは一段落つきそうなので、特集の記事をこれから作って行くのだ。じゃみへんとか同居人が加わって大人数になると、どうしてもわたしは遊びを優先してだらけ方向にいってしまうので、少人数でさくっと計画たてたかったのだ。中西家での打ち合わせはとても順調にすすんで、帰りに沖縄料理屋で二人で飲む。中西さんと二人で話すのはなんだかんだで多分はじめて。楽しかった。鷺宮まで歩いて帰る。