やれやれ

最近は唐突に川上弘美が流行っている。昨日も買った。文庫本ですら買うのをためらうほど、節約モードのわたしは、慎重に慎重に一冊だけいつも本を選ぶ。昨日もいろいろある川上弘美の文庫本の中からエッセイ集みたいなの(「ゆっくりさよならをとなえる」かなんか)を買ったけど、なかなかに正解だった。小説も、いいんだけど、名字が全部カタカナなのがなんとなく苦手。
それから百鬼園先生の「サラサーテの盤」ひさびさに読み返したら、案外、鈴木清順の映画は原作通りだったことを思い出した。「ツィゴイネルワイゼン」は「サラサーテの盤」+「山高帽子」という感じなんだけど、さっぱり分からなくて寝てしまったのはなぜだろう。
新宿で友達と待ち合わせていたけど、ドタキャンとなったので、そのまま中央線に乗って、スッパさんのイベント「パントマイム祭り」を見に武蔵小金井へ。駅についた時に、昨日もりたさんから電話かかってきたな、と思い出して、話していたら、まさに「やれやれ」という感じの出来事があったことを思い出して、二人で話し込む。
それから、しろうとの多分即興の、パントマイムをいくつもいくつもアートランドで見る。予想より面白かったけど、皆せりふに頼り、パントマイムというより演劇、といった感じだった。お客さんの連れてきたコドモがステージにずーっといて、皆間が持たないとコドモに頼っていたけどコドモなので当然、全然思い通りになってないのがおもしろかった。