酒をもらう

ものすごくひさしぶりに実家に帰ったため、あまりのレアさに歓迎され、総額2万円分くらいの酒と食料をもらう。近所にできたおいしい韓国料理の店でカルビなどを御馳走してもらい、松坂の写真を見る。(西武ドームの近くなので野球選手が客で来るみたい。)一升瓶をかかえて帰る。
写真の整理をしていたら見つかった、と母親から子供の頃のわたしの写真を見せられる。嬉しくない。特に高校入学時のわたしは、ストレスによるヤケ食いから今よりもっともっと、たぶん今よりさらに5キロ以上は太っていて、頬がもう、つついたら飛んで行くくらいパンパンで、制服もパンパンだったし、何より目がものすごーく暗くて、あまりの醜さにギャフンとなる。なんでそんなだったかといえば、特に理由もないけど中学校に行くのがとにかく嫌で(家から遠かった)、勉強も体育も先生も男子も女子も全部嫌で嫌で、身なりも構わず三島由紀夫とか坂口安吾とかスポーツ新聞とか週間文春とかを休み時間でも授業中でも読んでたのでみな気持ち悪がり(実際に気持ちが悪いよ)、もう毎日が絶望だったことをふと思い出した。(高校に入ったら楽しくて友達がたくさんできて復活した。)写真の中のとっても暗い人に今はそんなに毎日つまらなくないことを教えてやりたくなった。
それ以外の時の外見は3歳くらいから今とほとんど変わっていなかった。