野良猫

内山ユニコさんからこの日記の感想が届く。「漫想家の日記、いつも興味深くよんでるよ。なんといってもマスダさんの機嫌が悪くなることが頻繁にあるじゃないですか、それが面白い。俺も、俺もだよ。」そうそう、読めば分かるけどわたしはメチャクチャ怒りっぽいのです。「鬱」とかそういうご大層な病気っぽいものじゃなくて、なんか気に食わないことがあるとホント普通に機嫌がものすごく悪くなっちゃうの。周囲にすぐバレるくらい。言葉遣いとかも悪くなるし。そこそこ若い娘としては、終わってると思うけどまあいいか。


まちださんの家で俺はこんなもんじゃないのレコ−ディングした曲のテイク選び。集合が夜11時だったのですでにお眠の時間。椅子に座ってグウグウ寝る。寝つつ、「何番目がいい」などと自己主張はしっかりする。それにしても録りに録ったよ8時間。一曲7、8回は録っている。食べ放題で食べ過ぎちゃったみたいな貪欲さを感じる。でも、結果的には最初の方のテイクの方がリラックスしていて良いテイクが多い。なるべく同じテンションで弾くようにはこころがけていたものの、できてない。最後の方のテイクは雑な感じがするものが多くて、力不足を強く感じた。
2時頃たけださんが仕事を終えて、到着。作業を中断して岡本さんの家に行って御飯をごちそうしてもらう。鶏のからあげ、豚汁、キャベツのおひたし、ペンネのサラダ、全部めちゃくちゃおいしい。おうちの料理って感じの安心できる味。そして、ものすごく眠くなったのでテイク選びはリタイヤ。一人だけ岡本さんの家でふとんを敷いてもらって寝転がせてもらう。部屋はあたたかく、ふとんはフカフカで、岡本さんと話してる途中で記憶は途切れ、寝てしまった。
起きたら7時半で、テイク選びを終えた一行が戻ってくる。わたしが「いい」とてきとうに言った(何の根拠も無い)テイクがほとんど採用になったことを知って満足する。「この家最高だな−」と何回も言ってくつろいでいると皆に「野良猫みたいなやつだ」と言われる。で、帰る。