悩み

音楽をしたり絵を描いたり、何かそういうことをやっている人は、たぶんプロアマ問わず悩み多い人が多いようで、悩んで活動がストップする人、悩んで他人に迷惑をかけまくる人などとわたしはこれまでいろいろと接してきた。それで悲しくなったり、腹が立ったり。昔はわたしも悩み多かった。高校生の頃など毎日悩んでいたし20才くらいまでほとんど毎日昼も夜も泣いていた。何で悩んでいたのかは今になってみると全く思いだせない。部活を辞めたいが顧問が怖くて言い出せないとか。雨が降っておまけに寒いとか。なんかそんなことだったのだろう。今思えばそうとうくだらない悩みだ。
しかし、去年くらいから気付いたらほとんど悩まなくなったし、他人が悩んでいるのを見ると悩む前に何かやればいいのにと最近はずっと思っていた。特に人が自分のことをどう思ってるかとかそういう系の悩みには、最近のわたしはものすごく冷淡で、そんなこと気にしていたらこうして日記も書けない、ピアノも弾けない、歌も歌えないじゃないか、あーくだらない、とか思って、人が自分のことどう思ってるかなんて悩むのは恋くらいで十分じゃないかと思うようになった。そういうのは大いに悩んでみたいけどなあ。で、今日思ったのは、でもそれは自分に限った事で、わたしが悩むことを克服気味だからといって他人に対してもそういうふうに思うのは傲慢な考えだ。悩みをエネルギーにする人もいるだろうし、悩んで悩んでパワーがなくなった時には休むのもまあ必要なのかもしれないな。それでもその友だちが好きな場合にはどうしてもおせっかいで、つい励ましたくなるけど励まさないで、もったいないと思っても口に出さず、一旦休むことを選択したことを、ちょっと距離をおいて見守ることも必要なのかもしれない。まだまだ先は長いのだから。その人はこの日記をたぶん見ないと思うのでここに思った事を書いておきます。