同窓会とミックス会議

3年ぶりに高校の同窓会へ。わたしの行っていた女子高校は大変仲が良く、卒業後も皆、気持ち悪いくらい集まっている。3年の時のクラスなど月1で同窓会をやっていたので、そのペースについていけずしかも、そんなに気の合う人も良く考えればあんまりいなくてそっちは脱落。今では完全に音信不通であるが、1年の時のクラスの人たちとは皆でドリフのコピーバンドなどもやったことがあるくらい仲が良く、卒業後も年に3,4回は会っていた。ライブも見に来てくれたり。しかし引っ越しと携帯電話紛失で連絡手段がなくなって手紙とか書くのはなんかめんどくさく、年賀状もめんどくさくて返事書かず、気付いたら3年も会って無かった。
皆驚くほど雰囲気は変わって無いけどやはり仕事に疲れてちょっと老けていた。(まあわたしもそうだけど。)実家を出ている人がほとんどで、自分で稼いで立派に自立していて、皆おしなべて男運が悪そうな感じで人生にも若干疲れていた。ユニコーンの「すばらしい日々」の歌詞の意味が心の底から分かるようになる年頃なのである。
しかし飲み会はほんとにすべてが心から楽しかった。こういうことを書くと自意識過剰でみっともなく馬鹿丸出しなのは承知であえて書くけど、この人達はべつに「バンドをやっている人」とか「雑誌も作ってる」とか「誰々の彼女」とかでない頃からの付き合いだからなんだかホッとする。バンドがきっかけで知り合う人たちはとてもいい人達であるがやっぱり何かをやっていないとつきあってないんじゃないかという気がやっぱりどこかでしてしまう。いつでも役に立つ感が欲せられてるんじゃないかと少しだけおびえてしまう。ただの自意識過剰の気のせいなんだけど。しかし、昨日会った人達にとってわたしはどういう意味でも何かの役に立つ可能性もないし、わたしが泣き虫で一日一回はくだらないことが原因で泣いて、剣道の防具がしまえず居残りさせられていた頃の友達だし、この人達にわたしが今興味あることをがんばって話そうと、何を言おうと「あんたはあいかわらず変だねー」とゲラゲラ笑われて、言ったことはいつだって左の耳から右の耳へ突き抜けなのである。家族より家族っぽいというか。そういうのがなんだか嬉しい。あ、でも、別に今が不幸だとかそういう話ではないんで。
その後、家にバンドの人が来て今度出すCDのミックス会議が行われたが、酔っぱらっていて眠く、おまけに薄着で風邪気味になってしまい、何も発言せず寝てしまった。役立たずだった。