餃子会

夜、けんじ君の演劇を見に行った帰りのヒロ、じゃみへんが遊びに来る。餃子を50個焼いてふるまった。自家製梅酒もふるまう。わたしは見に行けなかったが、同居人、ヒロ曰く救いようがないくらい暗い話だったようだ。けんじ君は自らのチョビ禿を活かして大熱演でかっこよかったらしいがほんとにヘビーな劇だったようで見に行った人の口は重い。
けんじ君の劇はどうだかわからないが、ライブに比べて演劇の方が時間が数倍長いため、好みではない、もしくはひどいものを見た時のインパクト、ダメージははるかに大きいような気がする。むかし、大学時代の友人が一度だけ舞台に出たのだが、あらゆるひどいライブ、ひどい催し物を見ているはずのその分野では百戦錬磨のわたしだが、よく考えてみればその劇が時間の長さ、ひどさの総合点で思い出す限りで一番ひどく、今でも心に強く残っているし、その時誘って一緒に見に行った人とはかなり気まずい感じになりそれ以来一緒に出かけることは一度もなかった、くらいのインパクトであった。いい経験だった。
ビール、梅酒、ワインを飲み過ぎ、とても楽しかったが、ものすごく酔っぱらってしまい、暴言なども吐き、ヒロにはかなり立ち入ったことを聞いてしまった挙げ句、じゃみへんにもあいかわらずぞんざいな態度をとり、同居人にも乱暴狼藉(?)をはたらいたような気もするので、翌日しらふになってから心底ゾっとし、酒はわたしの敵なんじゃないかと思いはじめた。気を付けよう。ホントに。
話は全然かわるが、「ハチミツとクローバー」、わたしは単行本で長年楽しんでいて、ぜったいにフライングで雑誌連載の方を読まないように(先を中途半端に知ったらつまんなくなること受け合いのストーリーだから)コンビニや本屋などでも細心の注意を払っていたのに、クライマックスのものすごい重要なことをどうやら雑誌連載で読んでるらしいよしもとばななの日記で知ってしまった。そんなことは書かないで欲しいよ。ものすごいショックだ。