スタジオ

スタジオの前、朝から家庭教師のバイトに行く。駅から徒歩20分、最近近道を見つけたんだけど、毎回二匹の柴犬に吠えられる。あまりいい気分はしないので、犬に、「別にお前たちに用があってこの道を通ってるんじゃないよ」というとホントに鳴きやんで、しかも帰りも吠えなかった。こういうとき、人より動物のほうがよっぽど賢い、といつも思う。
3時からハズレッシヴのスタジオ。新曲3曲やる。
・映画を見てると飲みたくなるのは缶コーヒー→貧民窟の音楽という感じ。缶コーヒーしか人生の楽しみがないような人の曲。なぜかレゲエ。
・どうしたの→ボツ曲だったけどわたしの希望で見事復活。歌詞がいい。
・聞いてません→サビが斬新。一回で完成した。
終わったあと皆でスタジオのテレビでなんかのチャリティーコンサートと、ライジングサン(かなんか。北海道のロックフェス)を見る。奥田民生ハイロウズのボーカルの人は、ギターをギャーって弾いたり、ピョンピョン飛んだり、ものすごくロックな、ものすごくエモーショナルな、熱狂そのもののパフォーマンスをしているんだけど、目が冷静で、見ているととてつもない仕事感をわたしは感じるのだ。彼らはたぶん、ロックスターという仕事を行っているのだ。それにくらべるとスカパラの人たちは、演奏してるということを、普通に楽しんでいるのだった。彼らは音楽活動を行ってるのだ。わたしはスターよか、演奏してる人の方がかっこいいと思うのだ。オーラとか、カリスマ性とか、あんまり興味がないのだ。そんなことを思った。