休みのような

昼、麹町まで原稿をとりに行く。麹町は有楽町線だから、銀座一丁目の駅までステフ・ポケッツを聞きながら歩いて行く。電車に乗って、原稿をもらってまた電車に乗る。麹町はなんか殺風景な場所だった。コーヒーのチェーン店がいっぱいある。早く用事が終わったので、音楽の勉強用のノートを買おうと思って、伊東屋に行く。この文具のデパートがわたしは好きなのだ。でも、ちょうどカレンダーとクリスマスカードと、手帳の季節だったので店内がごったがえしていて、気分が悪くなったのですぐ外に出る。よく考えたら五線紙ノートを買うんだったら山野楽器に行けば良かった。
その後、散歩がてら裏道を歩きながら会社まで戻ってよく分かんない装置についての原稿を3本書いて5時半に退社。日本橋高島屋を通ると、ワーイ、今日のお菓子売り場の特別販売のコーナーは小川軒のレーズン・ウィッチだった。わたしがこの世で一番好きなお菓子は「マルセイバターサンド」2番目は小川軒のレーズン・ウィッチである。このコーナーでは毎回、試食で一枚くれるのだ。わたしのようないかにも買わなそうな人にも。
昔、同居人がライブが立て続けに続いた後の月曜日、仕事に行く前に「ああ、やっと休める」と言っていて何を言っているんだこの人は、と思ったけど、今日は本当に仕事に休みに行ったようなもんだったなあ。毎日こうならいいんだけど、そうはいかない。