SXSWのことなど

来週のアートランドのスッパ祭りまであと一週間くらいライブがないので休み気分だ。ひさびさに出るスッパ祭りはテーマが「演歌」で、演歌については今までまじめに考えたことがなかったので、同居人と演歌について話していた所、わたしの中では日本語で歌ってる音が伸びる歌は全部てきとうに演歌にカテゴリーしていることが判明する。それどころか、歌を歌ってるかすらよく知らない芸能人も思い込みでほとんど「演歌」だと思っていた。ピーターとか演歌の人じゃないのかな。そんなおおざっぱな演歌感で演歌祭りで歌うことができるのだろうか。
年内にCDを出すのが目標だったのだけど、あっという間に一年経ち、来年に伸びてしまった。しかし、ちょうどアメリカ行きとタイミングが近くなってプロモーション的にはよかったんじゃないかという結論になる。来年は飛躍の年にしたいなあ。SXSW(サウスバイサウスウエスト)についてわたしは、マディワールドの杉田君から名前を聞くまで全然しらなかったんだけど、かなり大きなフェスらしい。ノラ・ジョーンズとか、ナンバーガールとか、とにかくいろいろ出ているらしい。で、無名でも何でも演奏時間も一緒らしくて、その期間は街全体がフェスの会場になって、オースチンはメキシコに近くてとても暑い所らしい。今のところこれだけの情報をゲットしています。何しろはじめての海外なので、アメリカに行ったことのある人、演奏旅行に行ったことのある人は何でもいいからわたしに教えてください。西武線沿線を離れるだけでも少し不安になるくらいのレベルなので、とても不安になっています。
野暮ったいのは重々承知で学生の時から必ず、飲みに行って気分よく酔っぱらった時にわたしが一番話したい話題は本の話なのだ。K先生ともこないだそうとう長い時間、本について話して、その時に川上弘美の新刊を読んではじめて批評したい気が起きたというので、慌てて丸善で先生推奨の「ハヅキさんのこと」を買う。この人、最近外見から何からちょっと変わったなあ。前までどうしても食い足りない感じがしたんだけど、やっと本当におもしろくなってきたという感じ。それから、この長さ(原稿用紙10枚くらいらしい)が一番ぴったり合っているとも思う。本好きとしてはひさびさに小説を楽しみにすることができて嬉しい。K先生の批評も早く読みたい。

ハヅキさんのこと

ハヅキさんのこと