ニューヨーク地獄編その1

全然寝てない上、音がうるさいのと耳が痛いのでほとんど一睡もできずシカゴまでの飛行機も、ニューヨークまでの飛行機もホントに辛かった。食欲もゼロ。今思い出してもほとんど記憶がない。なんとか生きてラ・ガーディア空港へ。ニューヨークだ!しかしフロムテキサスで心がゆるみきっているわたしらにニューヨークは冷たかった。
まず、バスが小銭しかうけつけてくれない。4人分の2ドルを小銭にするのに1時間はかかってしまった。両替の自動販売機にお金がのみこまれて帰ってこなかった上、職員みたいな人にはなしかけても完全に無視。ここでわたしは10ドル以上は損したと思う。
それから、地下鉄の自動販売機でテンパってしまったのと買い方が難しすぎるのとで50ドルをメトロカードにしてしまって手持ちの現金がなくなる。これは本当に辛かった。いつもだったら同居人に八つ当たりして泣いているところだが荷物が多すぎてそんなことしてる場合ではない。黙々とハードケースを運ぶ。同居人驚く。「たった50ドルで人格が矯正できたんだから安いものだ」と言われる。朝から何も食べずに考えられないほどの重さと量の荷物を運ぶわたしと同居人。ホント、タクシー乗ればよかった。こんなことしてたら絶対にムキムキになれると思った。
なんとかメトロカードを現金に戻そうとするが駅員にも完全につっぱねられ、ホテルへ。お金も元気もなくなってトニックでマーク・リボーを見に行く気力なし。近くのイタリア料理屋で食事する。
リングイネのトマトクリームソース、チキン添え
・コーヒー
ひさびさのエサじゃないまともな食べ物。安くてうまかったが、もうその後にスーパーに行くのさえ苦行に近かった。やる気なし。ニューヨークは嫌いだと思った。