ニューヨーク地獄編その2

キッチン付きのホテルなのでスーパーの総菜で朝食。
・ローストチキン(とてもおいしい。2ドルくらい)
・ピラフ(すっぱくてまずい。同居人に押し付ける)
・緑茶
・インスタント味噌汁
朝から体が痛いが、多摩カジの営業と観光を兼ねてチェルシーへ。最初に入ったギャラリーの作品はメチャクチャよくて、これはニューヨーク、すごいんじゃないかと思ったがその後はたいしたことなかった。金の匂いがプンプンする場所で、多摩カジの入り込む隙はなさそうであった。昨日の地下鉄荷物運び以来足が痛いので休憩。
・チーズケーキ
・コーヒー
ここのチーズケーキは非常においしかった。ケーキはあまり好きじゃないけど全然甘くなくておいしかった。
ギャラリーで話しかけられたおっさんに教えてもらって、ここよりも小さいギャラリーばかりだという、2本前の通りに向かう。個展の準備をしているドナという女の子に声をかけられ、準備中のギャラリーの中へ。ドナはウルグアイ出身でヒューストンに住んでいるとのこと。ヒューストンでライブをやったと言ったら「スーパーハッピーファンランドでしょう?」と言われる。ドナもそこでポリシックスとセッションしたらしい。しかもパペットで。またパペットか。わたしの付けているマフラーをウルグアイの模様だと気に入ってくれる。一気に友達っぽい雰囲気になる。気が合う人はパッと分かるものだなあ、と思う。
とにかく疲れているのでタクシーに乗る。そのタクシーが最悪であった。最初にユニオンスクエアと言った後にホテルの住所を言ったらそれはニューヨークのやり方とは違うと、延々説教される。知らねーよ、そんなこと。お前が決めたルールじゃないだろうに得意になるな。説教の間もメーターは上がっているのでそれで料金を稼ぐ作戦なのだ。3ドル損する。わたしと同居人激怒。降りてから「死ね」とか言っていたら中西ちゃんドン引き。
しばらく休んでブルックリンへ。実は今日はゼブロンカフェにてライブがあるのだ。楽器をしょってまたもや地下鉄に乗る。間違えて怖い通りを通ってしまったけど、無事到着。今回ブッキングしてくれた元ファロピアンのビニーにも再会。
セッティングをしていたらお店の人に「フェンダーローズ弾いてみる?」と聞かれる。嬉しい!ホンモノだ。さっそく弾いてみたら、すごくきれいな音。まちださんから簡単に使い方を習う。ライブが楽しみだ。
ライブは、岡本さんと同居人の友達が見に来てくれてお客は日本人が多かった。わたしはフェンダーローズ効果で絶好調であった。ライブが終わった瞬間、店の人に囲まれて、握手を求められる。客より店の人に気に入られたようで、ライブが終わった後は飲み物も食べ物もほとんどタダで王侯貴族のような扱いを受ける。3回あったライブだけどわたしは全部調子よかったと思う。疲れたけど。