ふしぎなものを見る

昨日の夜。スッパバンド「ハートのロック」早川パワーミックスが届いて早速聞く。すげーかっこいい。特に1テイクめ。天才の仕事だと思った。そして、こんなにグチャグチャでもスッパさんの歌がぶれずに全体をうまーくまとめててさすがと思った。

昼。電車に乗ったら隣に女3人組が座っていて(大学生くらいの)、左端の女の人だけ服装がヘンだった。超ミニスカートで素足にピンヒールで赤くてピカピカ光る宝石がいっぱいついた王冠をかぶっていて、「今日の主役」と書いてある布を肩からかけているのだ。他の二人はフツウの大学生風の格好をしてる。真ん中の女が網タイツに白いローファーを履いているのがとてもださいと思ったけどそれ以外はとりたてて特徴はない。で、3人は終始すごくハイテンションで「昨日も一日中笑っていたのに今日もこんな楽しいなんて夢みたい」と甲高い声で叫んだり笑ったりしていたので(でも特に酔っぱらったり変なクスリをやってるような感じでもなかった)、気になって気になって、急行に乗り換えず各駅停車で彼女らと一緒に馬場まで来たけど結局何なのかは分からなかった。何だったのだろうか。

今日も仕事は休み。ひさびさに肩まで髪を切ってトリートメントしてもらってセガフレドでおいしいカプチーノを飲んで新宿で本を買ったりしてお金を使うと気分いいなあと思った。だったら働かなければ。

夜。渋谷「PLUG」にLEEとJOLEEのライブを見に行く。駅前のツタヤの電光掲示板に「中村中」という人がずっと出演していたのが謎だった。名前もヘンだし曲名も「リンゴ売り」だし、曲もよく分かんないし、容姿も素人っぽい人が静止画像でずっと写っている。でもエイベックスだし。これがもし流行ったらとうとう世間とのジェネレーションギャップを感じるねえと同居人と言ってしばらく見る。LEEは仕事ではあんなに骨太なサウンドを作っているのに彼らのバンドpiknsideofthemoonのトラックは驚く程ペナペナで、それがJOLEEの歌とぴったり合っていたのがおもしろかった。そして、二人はダンスしながらキーボードを弾きながら歌いながらずっとお互いを応援し合っていた。二人の恥も外聞もない仲の良さにはいつも心打たれる。LEEのギターは大柴クラスのローファイでわたし好みのかっこよさだった。帰り、じゃみへんが車で送ってくれたので苦手なオールナイトを回避する。どうもありがとうございました。