あらかじめ失われた恋人たちよ

夜、シネマート六本木に「あらかじめ失われた恋人たちよ」を見に行く。普段だったら同居人が見に行く映画はほとんど居眠りしてしまうので付いて行かないのだけど、名前が気になる(「あらかじめ決められた恋人たちへ」の元になってるのかなと思った)ので見に行ってみる。同居人がなかなか来ないのでアマンド前でそうとう待たされたが、キャッチにもナンパにも無視され六本木のような北斗の拳的世界では自分は完全にお呼びでない人間だということが判明する。別にいいけど。
難解というわけでもないけどやたらおしゃれな映画で、普段だったら寝てしまいそうだったけど桃井かおりがとても可愛くてしかもすぐヌードになるので眠くならずに済んだ。舞台となっている日本海側のある町(石川県らしいけど)は、数年前に何回か遊びに行った鳥取県岩美町の風景とそっくりで、日本海側の田舎は30年以上もほとんど変わってないんだろうなと乱暴に思った。また鳥取に行きたい。男達にさらわれた桃井かおりが帰って来た時に、加納典明が海で体を洗ってあげるシーンが美しかった。