「OWKMJ」を読み解く8枚と空想の1曲と1バンド(マスダバージョン)

HMVで「狩生健志による「OWKMJ」を読み解く10枚」という企画をやっていて、その10枚の選定のときにムダにはりきってわたしもいろいろと挙げたのですが、当然のことながら狩生さんがすでに何枚も選んであるので、ほとんど不採用になったので、それをこの日記上で寂しく1人で特集組んでとりあげます。そんなの興味ないよ、と言わずおつきあいください。この企画、できることならこのCDを作ったときのメンバー全員がそれぞれ10枚出したらおもしろそう。武田バージョン(たぶん変なCDばかりに違いない)、町田バージョン(たぶんものすごいマニアックなCDばかりに違いない)、あだちバージョン(想像つかない。たぶん洋楽はほとんどないのでは?)と挙げたら、このバンドの各人が好き勝手にやってるバラバラさが際だつでしょうね。今から挙げたCDが好きな人は「OWKMJ」を好きになる可能性が何%かあるってことで、まずは試聴してみてくださいね。http://www.myspace.com/owkmj
NRBQ「スクラップス・コンパニオン」・・・いつかNRBQみたいになるのがわたしの夢なので、少なくともピアノのパートに関しては全曲NRBQを目指してると思います
Bob Marley & The Wailers 「African Herbsman」・・・スッパバンドの橋本さんが貸してくれたCD。おととしの夏はこのCDしか聞かなかったかも。そしてその直後にレコーディングに入ったのです。1曲目の「OWKMJのテーマ」はわたしの中では「金星人が演奏するレゲエ・ミュージック」です。
渋谷毅「エッセンシャル・エリントン」・・・渋谷さんのピアノを生で聞くとわたしはいつも泣いてしまうのです。7曲目の「瀬」は下手くそなわたしが厚かましくも渋谷さんに捧げます。
④おとぎ話「理由なき反抗」・・・バンドの中の「曲の味付け隊」としては、おとぎ話の前越君と牛尾君の曲の味付けセンスにはいつもうーんとうならされます。「OWKMJ」の時はマスダ・あだち組で曲の味付けを行ってたけど、今はマスダ・あっくん・岸田君と3人に増えたので幅が広がっておもしろくなったなと思ってます。
ゆらゆら帝国「空洞です」・・・すごいかっこいい、でも、そうとうわけがわからないものがたくさん売れている、という点でいつでもその存在に励まされています。
セロニアス・モンク「ソロ・モンク」・・・暗記するくらい聞いてるから絶対血肉になってると思う。モンクはわたしはバンドよりソロの方が好きです。
ビートルズラバー・ソウル」・・・「Drive My Car」は、はじめて家のピアノで自分で音を取って弾いたビートルズの曲(というかフレーズ)なんですけど、こないだひさびさに聞いたら、それ以来何の進歩もしてないことに気づきました。ポールのピアノって楽譜が読めない人のお手本のようなピアノだと思う。かっこいいツボを押さえまくってて。
The Beach Boys 「Sunflower」レコーディング中たくさん聞いていたので。
⑨「スクール・オブ・ロック」の中に出てくるクラシックっぽい曲・・・ジム・オルークが音楽を手がけてる「スクール・オブ・ロック」の中で、子どもたちが音楽の時間にクラシックっぽい曲を演奏しているシーンがあるのだけど、それがクラシックっぽいけど、ちょっと変な、何ともいえないような曲で、ほとんど一瞬だけのそのシーンにわたしは一目惚れ的なショックを受けて、一回しか聞いてないけどその曲を忘れることができません。もう一回レンタルしろよ、っていうかDVD買えよ、という話ですが、逆に知りたくない気持ちというか、記憶の中でイメージをふくらませたいという気持ちもあって、どんな曲かぼんやりしたイメージしか今はないんですが、「題名のない音楽会」はその、もはや空想上の曲をイメージしてピアノパートを弾きました。
⑩アンティバラス・・・ニューヨークにアンティバラスがいるように、東京に俺はこんなもんじゃないがいるような、そんな存在になりたいです。

空洞です

空洞です

スクール・オブ・ロック (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

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African Herbsman

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