好きなことをやる

村上春樹が読者からのメールに答える本を読んでいたら、「嫌いな人を避けて生活することは可能だが、必ず復讐される」と書いてあって心底ドキッとしました。ほんとそうだなあ。そして「嫌いな人と顔を合わせるよりは、復讐される方がずっといい」とも書いてあって、そうかー、と思ったのでした。嫌いな人と顔を合わせず、かつ復讐もされたくないと考えてるわたしはムシがいいのですね。これからはなるべく復讐された方がマシなんだと考えられるようにしよう・・・。
昔、自分よりだいぶ年上の人に、「年をとったら敵は作らないに越したことはない」とアドバイスされたのですが、その忠告を全く守れず好き嫌いをかなり表に露出してしまいながら毎日生活しています(会社のときは別。人と仲良くすることも時給に含まれてると思ってるから)。わたしの今の私生活というのは基本的に、やりたいことはとにかくものすごく一生懸命やる、やりたくないことは一切やらない、やりたくなくなったら即やめる、好きな人とだけ関わる、嫌いな人を避けるためならどんな努力でもして一切関わらない、というもうすぐ30才の社会人にあるまじきヤクザな状態であることを自覚してるのですが、それがとんでもないいばら道であることもまた、最近になって気づき始めているのです。もうこうなったら、人にどう思われようとどんな大損をしようと、イバラの道を歩き続けてやる、と思ってますが、いい年なんだから、もう少しマイルドになってもいいんじゃない、その方がラクでしょ、とも思ってて、両者の間で最近は揺れているかもしれません。