麓君とのライブ

わたしはセッションマンでもプロでもないので、誰とでも一緒に音楽ができるわけではない、ということを真黒毛ぼっくすに参加した時に思い知ったので、最近はよっぽどその人の音楽が好きでなおかつ、相手も幸運にも共演してもいいと思ってくれてる場合しか一緒に演奏しないようにしているのです。お高くとまってるとかでは全然なく、責任が持てないのです。まあフツウに下手だし。そういうわけで、去年の夏、一緒に何かできたらいいですね、と話してはや1年、ようやく麓君と共演しました。あっという間の30分でした。もう終わってしまったのが寂しいです。
麓君との演奏は、もちろんすごーく楽しかったんだけど、楽しい以上のものを音楽を通じてもらえたような気がしました。前から気になっていたけど、共演してあらためて麓君の音楽のファンになりました。ふだん、歌詞がある歌をユニゾンで歌ったり、コーラスしたりとかが全然できないんですけど、自然と言葉が入ってきて、これまでで一番歌をたくさん歌ったのでした。なんだか夢のような時間だったので一人で余韻に浸ってたくて、終わったらすぐにライブハウスを出て帰ってきてしまいました。すみません。