賢太にはまる

暗渠の宿 (新潮文庫)

暗渠の宿 (新潮文庫)

芥川賞の受賞報道をテレビで見て、中上健次に顔がそっくり、と思ったっきり受賞作も読まず、いつもどおりスルーしてたんですが(芥川賞受賞作なんてどうせつまらないだろう、といつも思ってるので・・・だって選考委員、都知事に課長にエイミーポンポコリンだよ、期待薄すぎる!)、先日遊びに来てくれた友達のおすすめで読んでみたら、おもしろかったです。賢太、ダメな人すぎ。だめんずうぉーかーとか、そういうかわいいレベルをはるかに超越してるんだけど、異様にかわいいのはなぜなんでしょうか?私小説ということもあって車谷長吉とかも思い出すんだけど、あれより本格派じゃなくて、軽いゴミっぽさがありつつ、ゆるい感じで笑ってしまう。