冷麦考

冷麦はそうめんとうどんの中間というなんとも中途ハンパな存在だが、わたしが最も多用し、また一番好きな麺だ。
そうめんは細いから冷たいめんつゆにつけて食べる以外の食べ方は合わないし、うどんは冷やして食べると歯ごたえがありすぎて暑い時などはめんどくさくて疲れる。その点冷麦は冷やして食べてもおいしいし、また、中華麺、ビーフンの代わりにもなりうる。何種類も麺を買ってしまうと、少しづつ麺が余って、使い勝手がなく困っているうちに賞味期限が切れ、捨てることになるのですべて冷麦で作ればいいと考えるようになった。
そんな冷麦の便利で極端さのない点がわたしは好きだ。おすすめの食べ方は下記を参照してください。

・タイカレー冷麦(熱々のタイカレーに冷たい冷麦。前日の残りのタイカレーを使用。)
・冷麦のジャジャ麺(ひき肉をトウチ、にんにく、テンメンジャン、豆板醤、しょうゆなどと炒め、冷麦の上に熱々のうちにかけ、白髪葱ときゅうりの細切りをのせて酢をかけて食べる。簡単でおいしい。)
・豚天のせ(ふつうの冷麦の食べ方ににんにく醤油で下味をつけた豚肉の天ぷら、茄子の天ぷらをのせるだけだけど、おいしい)
・冷製パスタ風(トマトとみじん切りにしたタマネギとオリーブオイルと塩、こしょうをあえて冷やしておく。ひやむぎとまぜる。ふつうにめんつゆをかけた冷麦の上に薬味としてのせてもいいかも。)
ベトナムフォー風(ゆでた冷麦に鶏ガラスープの素とナンプラ−で味付けした薄味の熱いスープをかけ、トマト、焼肉(牛)、もやし。あれば香草とか青葱をのせてレモンを絞って食べる。牛肉は賞味期限ぎりぎりの、スパイスとか味があらかじめついているやつがいいと思う。)
冷や汁(アジと味噌を魚を焼くグリルで焼いたあとアジの身をほぐし、冷やした出し汁、しょうが、ごまとともにフードプロセッサにかける。追加でごま、あと、ねぎやきゅうりなど薬味をたっぷり入れて食べる。トマトを入れてもおいしいらしい。しかし、これは作るのがめんどうなのでたまにしかやらない。)
・炒め冷麦(ゴーヤチャンプルのようなもの、もしくはもやしと豚肉の炒めものなどを作って、冷麦とあえながら炒める。焼そば風。そうめんだとやわらかくなりすぎていつも失敗するので冷麦で作る)